木曜日、卒研の参考にと称して、
福岡サンパレスで行われていた、松竹大歌舞伎を観て来ました。
以前に歌舞伎を生で観たのは、確か中学生の時。
課外学習で地元にある旧金比羅大芝居に観劇に行った以来でした。
当時は何がなんだか訳が分からず、「あー眠い・・・」としか思わなかったのですが、
5年ぶりぐらいに観に行った歌舞伎は、
思ってた以上に面白くて、ちょっとびっくりしました。
衣装や舞台装置などの見た目の派手さ、面白さ。
大人になったからこそ分かるであろう、話の面白さ。
そして、何より、役者の表現の面白さ。
何というか、表現すべてに無駄がないんですね。
歌舞伎というと、見得とか、派手な動きのイメージが強いですが、
よく見ると、一つ一つの動きに、非常に細かい心理描写がなされているんです。
特に今回は、前から4列目という位置で見たので、役者の表情の変化がよく見えて、
台詞が難しかったり、聞き取りづらい時でも、動きや表情でその登場人物の心情を読み取ることができました。
また、小道具をはける、役者自身がはける、といった、
舞台での表現上、どうしても必要となってくる動作も、
全て「観客に見られている」ということを意識した、しっかりとした美しい動きをしていて、
「舞台で演じる」ということの心得を、改めて感じさせてくれました。
私も実際に見るまでは、
派手な動きや演出こそが、歌舞伎の面白さだろうと思っていたのですが、
その裏に隠されたキャラクターの心理というリアリズムと、
それを支える表現の美しさこそが、
歌舞伎の醍醐味なんじゃないかと。
ただ、これはたぶん舞台に立つ側にいたからこそ分かることなのかなぁとも思うわけで。
舞台をやっている人で、歌舞伎を観たことない人には、是非一度、見て欲しいと思います。
本当に、色々参考になると思います。
・・・と、色々感じることはあったのですが、
これをどう卒研に生かしたらよいのかますます分からなくなったよ~(>_<)
木曜の午前にあったゼミは寝坊しちゃったし。。
完璧に壁にぶつかってます・・・
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