2007年11月18日日曜日

観劇の秋

観劇済みのものを含め数えてみると、11月の観劇予定が6本でした!
芸術の秋ですしねぇ。ホクホク


先週の日曜には、西鉄ホールで飛ぶ劇場の「あーさんと動物の話」を観劇。


飛ぶ劇さんを観たのは、「正しい街」以来2回目。

今回の「あーさん」は特に前評判が非常に良かったので、
わくわくしながら観に行きました。


そして、実際観てみても、前評判に偽りなし、という感じ。


役者さん一人一人の演技が申し分ないのはもちろん、
びっくりしたのが舞台装置。
回って押入れの中が見えるとは!
機構や裏の部分まで細かく作り込まれていて、かなり凄かったです。
(押入れの上の襖が一回しか使われなかったのはちょっと残念。猫山さんがあそこから顔を出したのがおもしろかったので。)


お話は、一人の男の孤独感が、
ミステリアスかつファンタジックに、しかし決してリアリティは失わずに描かれていました。


前回の「正しい街」の時にも感じたのですが、
現実のようなのだけど、どこか現実とは違う違和感。そして謎。
お話が進むにつれ、それらは糸が解けるように一本に繋がって行く。
そして、観終わった後には心の奥底から、何かがじんわりと湧き出てくるような感じ。

心地の良いような、悪いような、不思議な気持ちになりました。


そして、あーさんの歌う歌に、本当に心打たれました。


でもやっぱり、歌は聞いて貰う人がいないと。




そして、一昨日の金曜には非売れ線系ビーナスの「彼女の消息」を観劇。


うーん、何というか、私は好きなのですが、
いいか悪いかを判断しろと言われると、とても評価し難い作品だなぁと思いました。

色々とエグイ表現もありましたしね。
苦手な人は苦手かなぁと。

でもあの女優根性には感服。


ああいう、短い台詞でポンポンと掛け合う会話の流れは凄く好きです。
そして田坂さんがめちゃくちゃ面白かったです。


初日だからか、演技やオペに粗が目立ったのが残念。


あと、客席をトラスと黒幕で区切って、劇場空間を狭くしたのはうまいなぁと思いました。
広いですしね、大博多ホール。
個人的には、非売れの作品は前回観た「ジョバンニの殺意」ぐらいのハコの大きさの方が合っているかなぁと思います。
天井とかが低いほうが、よりギュッと世界観に引き込まれやすいと言うか。


気になる非売れの次回公演・・・

「猫大爆発」って・・・・!!!!

め、めちゃくちゃ観たい・・・!でも来年の初夏らしいから、無理だろうなぁ。。

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