2007年11月20日火曜日

所詮ちっぽけな人間なのさ

昨日は、11時からのITO会議に寝坊して遅刻。ごめんなさい。

食堂で会議してぐだぐだしてたら、火祭りの現役・OBの幹部による打ち合わせが始まり、
「できれば聞いておいて」と言われたので、K田くんと共にそちらに移動。

たいせー、はっちゃん、むっちゃん、
そして、たまたま学校に来ていた福岡滞在中の彦さんも参加(お久しぶりです!)

しかし、OB経験者が誰一人としておらず(彦さんも3年の終わりにドイツに行ってしまったので)、結局重要な部分は決められずに終了。。

現役の時は、訳も分からずOBの方々にお世話になりっぱなしでしたが、
私も今年はOBとしてしっかり現役の皆のサポートをせねば!!!

何か、現役の時より緊張します。  消火とか、消火とか、消火とか・・・



そして夜はきっしーと一緒にぽんプラザホールロングランシアター・劇団HoleBrothersの『ヘルメット・オン・ザ・ビーチ』を観て来ました。


ホールに入って、まず舞台装置に圧倒されました。

舞台空間をかなり広くとり、(客席は60席ほど)
奥にはイントレ1基~1基半程の高さに上げたアクティングエリア(下は通り抜け、舞台前方への出入りもできる)、
前半分には天井近くまでの高さの4本の柱が聳え立ち、
(ただ、これのせいで役者さんが見えなかった時が多々あったのは残念)
下には砂を敷き詰めるというこだわり様。
天井から所狭しと垂れ下がった布も森の感じをよく表していました。

仕込み中、かなり大掛かりに作業していたのも納得。


そして本編ですが、
とにかく演出が面白い!!

冒頭のタクシーの表現、
白いフードの衣裳をかぶったコロスの使い方、
その衣裳に映像を映す手法。

どれもビビビッとくるものがありました。(CoRichのたかさきさんのコメントより)


ただ、それらの演出に役者さんの技術がついていっていない感じはしました。
部分部分では、熱演に「おおっ」と思うところもあったのですが、
全体的に演技の違和感が拭い切れておらず、どうも作品の中に入り込むことができませんでした。


お話は人間の「寂しさ」をテーマにしたもので、結構私は共感できるものがありました。

どんなにあがいても、どんなに走っても、
誰だって、どんなに立派だといわれる人だって、
所詮一人の人間。ちっぽけな人間。
寂しいかもしれない。からっぽかもしれない。
しかし、それを認めた上で、どれだけ必死に、一生懸命に生きるかが大切。



そして、今回のもう1つの収穫は、終演後のポストパフォーマンストーク。
ゲストは非売れの田坂さんとガラパの川口さん。

お2人とHoleBrothersの幸田さんとは6歳差らしく、
その世代の差による作品や演劇活動の違いのお話がかなり興味深かったです。

幸田さんの世代は、コミュニティへの幻想が強く、ロマンチスト。

田坂さん、川口さんの世代は、まずコミュニケーション不全を前提としていて、現実を目の当たりにしている分、「どうにかしなくては」という意識が強い。

・・・色々と、身に覚えのあることを思い出し、それをきちんと言葉として再認識させれられました。

田坂さん、川口さんは私より2つ上で、
同世代で前線で活躍されている方のお話が聞きたいと思い、
昨日の観劇を選んだのですが、大正解でした。



ああああ、お芝居がしたい、演技がしたい。
想いは日々募るばかりです。

0 件のコメント: